こんにちは!necco(@necco_tl)です!
この間こんな記事を読みました。
「SEO」「ソーシャル上のバズ、拡散」より重要な事に気づいてしまった | らふらく^^ ~ブログで飯を食う~
なるほど、もっともだな。と思いましたが、面白いものや心に響くもの、一部の本当に公開できないけど役に立つものに限った話かなとも感じます。
インターネット上の情報全てに当てはまることではなく、まだまだSEOとかでやるべきことをやりきっていないのに…という感じです。
役に立つ情報発信は、まだ突き詰められていない
最近ではスマホでインターネットを使う人も増えているので、ユーザーの求める情報の質が変わってきているように見えます。
笑える、泣けるといった心に響くような情報が、より強く求められている。バズっている記事を見たり、SEOに限界を感じたりして、情報を発信する人たちが考えるのも何となく分かります。
そういう心に響く面白いコンテンツが大切だという記事もよく見かけますしね。
これが間違っているという事ではないんですが、そもそもインターネットって「何かを調べる」という事に使うものじゃないのかな?だとしたら、情報を発信する側はそこを突き詰めたのかな?って思います。
Googleで調べてもなかなか必要な情報が見つからない…。これは確かに探し方の上手い下手だけが原因ではなく、そもそもインターネットの情報が不完全で、必要な情報が存在しないからでしょう。
しかし、ごく少数だとしてもその情報を必要としている人向けに、情報を発信する側は記事を書いているのでしょうか?
役に立つ情報を発信すると言うことに対して、とことん突き詰めてやり込んだのでしょうか?
そういった意味でSEOやソーシャル上の拡散よりも、まだやらなくてはいけない大切な事があると思っています。
効率や拡散を狙うことに問題がある
なぜ必要な情報が必要な人に届かないのか?これは検索エンジンの性能がまだまだ低いこともあるでしょう。
しかし、情報を発信する人々が「効率」や「拡散」ばかりを狙って記事を書いている事が、必要な情報が存在しないもっとも大きな理由だと思います。
SEOであれば、キーワードの検索ボリュームが多いほうがより多くの人が検索しているので、一見すると効率がいいように見えます。
しかし皆同じように考えているので、10個しか用意されていない検索結果の1ページ目のイスに座る(表示される)事は当然困難を極めます。
それでも皆がそこに向かってコンテンツを作るので、一部にオリジナル性を持っているものの、結局はコピーという内容の記事が量産される結果を生んでいます。
ソーシャル上での拡散は多くの人が共感して起きるものですから、必然的に不特定多数の人に向けた情報発信になります。
しかしソーシャルでの拡散はそれほど簡単に起こせるわけではありませんし狙ってできるものでもありませんから、とにかく数を打つ必要があります。
拡散する事を狙ってコンテンツを作っていると、少しは違うものの同じような記事が量産されるという結果になります。またそういった記事はSEOでも競合が多かったりして検索上位に表示されず、完全に埋もれた記事になってしまいます。
少数でも必要としている人に向けた情報発信を
いまは個人でもドメインを取ってサーバーを借りれば簡単に情報を発信する事ができます。わざわざそんな事をしなくても、SNSを使って情報を一般公開する事もできます。
これだけ情報を発信するコストが安くなっているのですから、たとえ日本に数えるくらいしかいないだろうという情報だって発信しやすくなっているはずです。
しかしなぜか少数向けの情報を発信しようとしない、コンテンツを作ろうとしないんですよね。
日本に数えるくらいの人しか必要としない情報は少し極端ですね…。
例えば「よくある質問」というコンテンツも、わずか十数問のQ&Aが掲載されているだけ…なんていうページもザラです。
そのくせ「様々な対応事例があります」とか謳っていたりして、なんかちぐはぐな感じです。
「いや、そういうのはノウハウだからさ」という人もいますが、本当のノウハウは「その場面その状況ごとに的確な対応ができる経験」じゃないでしょうか。ノウハウだからというのは、情報を発信しない理由にはならないかなと思います。
きっと必要としている人がどこかにいるはずだから、どんな細かいことでも漏らさず情報を発信していきたい……改めてそう感じています。
いまは個性が重要視される時代で、全員が同じ服を着て同じものを食べていた時代とも違います。
ユーザーの情報を求めるニーズが多様化しているのに、情報を発信する側に多様性に対応するという意識が希薄。ここが一番の問題点だと言えます。
ではまた!
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