こんにちは!necco(@necco_tl)です!
2009年に購入したMacBook Air Mid 2009が、遂に先日故障してしまいました。
二代目のMacBook Airで標準のOSはMac OS X 10.6 Snow Leopard。最新のOS X El Capitanにも何とか対応しているとはいえ、CPUはCore2Duo 2.13GHz、メモリは2GB。
購入当時はBTOでSSDも搭載して30万円くらいした最高級機種も、もはや古くさーいMacになってしまっていました。
故障の症状は起動しない、突然フリーズする
上記のようなスペックのため、2年ほど前からメインマシンの座は明け渡していました。モバイルでもChromebookを使っているので、正直ほとんど出番はありませんでした。
しかし、そこはやはりMac。6年前のMacでもその完成度は非常に高く、(バッテリーも1年ちょっと前に入れ替えたし)たまには起動してみようかな?と。
ところが…起動しません。
「ジャーン」というMacの起動音もしない…やばいしばらく電源入れてなかったから壊れたか…?
しかし何度か強制シャットダウンと電源再投入を繰り返すと、何とか起動しました。
ただ、起動してChromeを起動するだけで内臓のファンが全開で回ります。背面もものすごく熱くなっています。
しばらくネットサーフィンをしているだけで急にフリーズしてしまうことも。
これは本気でやばいなと思い、急いでアップルストアのジーニアスバーに予約を入れ、診断をしてもらうことに。
ジーニアスバーで余命宣告を受けました
カラッと晴れた日曜日、12:00ジャストに銀座のアップルストアのジーニアスバーに予約を入れ、6年前の旧式Macを携えいざ銀座へ。
そこで待っていたのは…余命宣告でした(´・ω・`)
ジーニアス「残念ですが、ロジックボードがもうだめみたいですね…」
私「たまにちゃんと起動もするんですけど…?」
ジーニアス「そうですね。でもいつ起動しなくなるか分からないような状況です」
私「そうですか…まぁ古いですからね…修理っていくらくらいするんですか?」
ジーニアス「申し訳ありません。このモデルのパーツはもう在庫が無いんです」
私「修理は…ムリ…だと…?」
ジーニアス「はい。残念ですが。なので大事なデータは今のうちにバックアップをしておいてください」
ここで食い下がって何とかなる問題でもなかったので、そうですかとだけ言って帰ってきました。
しかし、私にはある勝算があったのです。
グリスが劣化しているんじゃないか?
このMacは6年前のMacです。最近は電源すら投入していなかったとしても、4年くらいは毎日使っていたわけです。
とすれば、CPUと冷却ファンの間のグリスが劣化してしまい、排熱効率が著しく悪化してそれで不具合を起こしているのではないか?
そう考えて、さっそく帰宅後に分解してグリスを新品のダイヤモンドグリスに塗り替えました。
2009年モデルのMacBook Airは分解もとても簡単です。
まず背面のネジをすべて外すとカバーが簡単に開きますので、CPUとビデオチップ(NVIDIA GeForce 9400M)を覆うカバーのネジを外します。
これがカバーを外した状態です。左側がCPUで右側がビデオチップです。予想通りグリスがカラカラに乾いてしまっており、ほとんど排熱効果が無い状態になっていました。
まずは古いグリスをきれいに拭き取ります。ティッシュや綿棒を使って丁寧に拭き取ります。
その後は新しいダイヤモンドグリスをCPUとビデオチップのダイの部分に丁寧に塗り伸ばしていきます。
あとは元の通りにカバーを戻せば完成です。
排熱効率は確実に回復しましたが…
カバーを戻したあとMacを起動すると、明らかに排熱効率が回復した事が分かりました。
Chromeを起動しただけで全開に回っていたファンがほとんど回りません。PhotoShopを起動してようやく「少し」ファンが回りましたが、本体背面もほとんど熱くなりませんでした。
2日程度はこのまま普通に使用する事ができました。
「これは復活したんじゃないか…?」と疑惑が確信に変わり始めたその瞬間…!
フリーズしました…。しかも再起動もできない。
しばらく放置すると再起動できましたが、Chormeを起動してAmazonを表示した瞬間にフリーズ。
どうやらジーニアスバーで言われた余命宣告は間違っていなかったようです…(´・ω・`)
確かに分解した時、CPUの周辺にあった金属が黒くくすんでいるのを見つけていたので、これが原因なのかもしれません。長年、排熱効率が悪化したまま使い続けたことが原因なのでしょうか…。
こんな事なら、早めに分解してグリスを塗り直したほうがよかった…と思ってもあとの祭り。
遂にMacBook Air 2009が故障による引退です。
メインマシンでは無いので困る事はないのですが、長年ともに戦ってきた戦友がいなくなるようでとても寂しいです。
いままでありがとう。MacBook Air。
(この記事もそうだけど)キミのおかげで生み出せたコンテンツもあったよ…などと感傷にひたる2015年の秋です。
ではまた!
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