検索されるコンテンツとシェアされるコンテンツの違いとは?
2015/2/28 - 読書( コンテンツマーケティング )
こんにちは!necco(@necco_tl)です!
広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門(著者:谷口マサト)の書籍版を読んで、ブログコンテンツのあり方ってどうしたらいいのかなって、まじめに考えてみました。
書籍の元になっているのは、宣伝会議が運営するアドタイで連載されていたコラム、「広告なのにシェアされる」コンテンツマーケティング入門の書籍版ですので、読んだ方も多いのではないかと思います。
目次
ささっと書籍の内容を紹介
LINEの広告事業部・チーフプロデューサーとして「LINE」や「livedoorニュース」等の広告を担当されている谷口マサト氏が、様々な事例をもとにして広告でもシェアされるようなコンテンツとはどんなものか、そういったコンテンツをどうやって作ったらいいのか具体的な制作方法も解説されている書籍です。
150ページほどのコンパクトな書籍なので、通勤中に読むだけでも数日で読み終わるボリュームです。
今まで私は、いかに検索エンジンで検索してもらえるかというコンテンツ(ストック型のコンテンツ)を作っていく事しか考えていなかったので、結構いろいろな気づきを得られました。
コンテンツの進化方向の二極化
書籍ではスマホを使って情報にアクセスする人が増えてきて、コンテンツはどんどん小さく、コンパクトなものが好まれるようになっていると言っています。
確かにスマホでネットにアクセスする時間が増えている現代では、山手線の一駅分くらいの時間で読んでサクッとシェアできるようなコンテンツはとても使い勝手がいいと思います。
しかし一方で、検索エンジンに好まれるようなコンテンツは長文になっていて、以前よりも大きくなっています。
文字数だけで言っても1,000文字前後のコンテンツから2,000文字以上、時には5,000文字くらいのコンテンツまで作られています。
これはパンダアップデートなどのGoogleのアルゴリズムによる部分もあるとは思いますが、何よりも大きいのは情報がとても多い時代になりユーザーの目が肥えてきて、生半可な情報量のコンテンツには見向きもされなくなったという事でしょう。
以前から検索エンジンで検索されやすいストック型コンテンツ、SNSでシェアされやすいフロー型コンテンツという区別のようなものはありましたが、最近この進化方向の二極化が極端になってきたなと感じています。
ストック型とフロー型の特徴と違い
では検索されやすいストック型コンテンツと、シェアされやすいフロー型コンテンツではどんな特徴と違いがあるのでしょうか。
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ストック型コンテンツ(検索されやすい)
- 長文、大きなコンテンツ
- 役立つという使いやすさが重要
- 検索ボリュームを意識
- ライバルコンテンツが多い
- ドメインの運用歴などが関係
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フロー型コンテンツ(シェアされやすい)
- 短文、小さなコンテンツ
- コミュニケーションに使いやすい事が重要
- 検索ボリュームは意識しない
- アイデア次第でライバルは少なくなる
- 新ドメインでも十分戦える
ブログの集客には検索エンジンからの集客はとても大切ですが、同じようなコンテンツを書くライバル(時に仲間)も多く、ドメインの運用歴などの要素も関係してくるので、新しいサイトの立ち上げ初期ではかなり苦戦します。
一方でシェアされやすいフロー型コンテンツは、うまく作れば一気に拡散して膨大なアクセスを稼ぐことができ、アイデア(コンテンツの切り口)次第ではライバルと呼べるコンテンツはほとんどなくなります。
また、立ち上げたばかり新サイトでも何年も運用しているサイトと真っ向勝負ができるのもフロー型の特徴です。
さらにはてブのホッテントリに入っているコンテンツを見ると、結構フロー型コンテンツが多い事に気づきます。
面白いコンテンツには拡散能力だけでなくリンクを集める能力も備わっているので、コンテンツとしては最強です。
問題はどうやってシェアされるコンテンツを作るか
面白いコンテンツが最強なのは分かるのですが、どうやって面白いコンテンツを作ればいいのか。
私の場合、自分でも思うくらい「まじめ」な感じでしかコンテンツを書いてこなかったので、そういった事例を持っていません。
だからここで「こうやったらウケた」というのは書けませんww
でも今回この本を読んで、シェアされるコンテンツを作るのに重要なんじゃないかと思うのが2つあります。
- しっかりとした土台を作る事
- サービスなり商品なり、コンテンツを発信する土台となるWebサイトをしっかりと作る事が大切です。
通常では考えられないような違和感やギャップから、おもしろいという感情が生まれてくるはずです。有名なLIGもきちんとした技術を持ったWeb制作会社という土台があるからこそ、多くの人におもしろいと思ってもらえるようなコンテンツが映えるのです。▼6,000いいね、800ツイート、300はてブされている殿堂入り記事。マジおもしろい。
なぜ売り上げを使い切ったらダメなの?会社の経費でハワイに行ってきたまずはまじめにいいサービスを作る。これが大切です。
- 自分がどう見られたいか?という感情に訴える事
- シェアするという行為は、自分が周囲にどう見られたいのか?という感情に深く関係しています。「Aさんはマーケティングに関するアンテナが高いんですね」とか、「すごく幅広く情報収集されているんですね」とか。
私のようなおじさんは、リアルな友人と繋がっているのはfacebookくらいですが、若い人たちはTwitterでもリアルな友人と繋がっている事が多いように思いますので、その人が周囲にどう見られたいかを考えてコンテンツを作ることが大切です。
このブログでもおもしろいコンテンツの制作にはチャレンジしていきますが、しっかりした土台となるブログにしないといけないなぁと思っています。メインのサービスとして、ブログテーマの制作と無料配布を考えていて、ゆるゆると準備中です。
ではまた!
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